製品紹介 ~モダンアンテナの商品が出来上がるまで~

モダンアンテナの帯はすべて正絹(シルク100%)です。

染め帯の帯下は、「丹後生糸」さんにオリジナルで織ってもらっています。
「揚げ分け水玉地紋」と「小さなチェックの地紋」そして「三種斜線地紋」です。

なぜ安価なポリエステルにしないのか。

着物はポリエステルでもよいと思っています。洗えるし、メンテナンスにお金もかからないし。(とは言うものの正絹の着物の着心地の良さに心奪われてしまうと駄目でしょうが。)しかし帯までポリエステルにすると生地の摩擦が少なくなり、すぐに着崩れてしまうからです。だからモダンアンテナは正絹で帯を作ります。そして当然染めた後、撥水加工をすべての商品にしております。京都の「辻整理」さんには「ハジックガード」をそしてお客様のご所望があれば「パールトーン」さんに「パールトーン加工」をしてもらってます。

帯芯はしっかりしたものを。

帯芯
好みもいろいろありますが、普段、アンティークや古着を購入されている方も多いと思います。なので、モダンアンテナで帯を購入されると帯芯のしっかりしていることに驚かれる方がいます。
モダンアンテナの商品はすべて新品です。新品の帯の芯がふにゃふにゃしてると新品を購入した気にならないし、何より絞めたときのオタイコの決まり方が全然違います。弓なりにふっくらしたオタイコはやはり美しく、上品です。

型染めの職人さんに「型染めよりええ上がりやな」
と言ってもらえたモダンアンテナの染め。

染めクオリティー
「たいしたもんやな~」と言われます。しかし、それは当然なんです。この仕事を始めて5年間、目指せ型染めでやってきたのですから。カラープロファイルを納得いくまで設定して、染料の噴霧量、ヘッドのスピード、使える色の割合を探し出す作業。他社がたとえば30分ほどで出力しているのをモダンアンテナでは2時間30分かけて出力しています。「商売にならへんやろ」とよく言われますが、クオリティーを落としてまで売り上げ至上主義に成り下がるつもりはありません。そしてクオリティーを高めているのは、私たちモダンアンテナだけではありません。染める前と後の加工屋さんにも大変お世話になってます。この方々が居ないとモダンアンテナの帯は作れません。染める前の地入れ加工は「キョーエース」さん。すばらしい地入れです。染めた後の蒸し加工(色の定着と発色をさせる作業)は「広海」さん。何度も試験につきあっていただき、無駄だと思えるテストを繰り返し繰り返しさせていただきました。蒸しの温度の調整、時間。蒸した後の水元の距離。何から何までこの前処理と後処理がないとこのクオリティーは実現しません。

だからといって型染めは無くなりません。当たり前です。

プリンター染めが多くなってきて、型染めが無くなってしまうのではないかと危惧されている人もたくさん居られるようです。でも心配はご無用です。プリンター染めの多くが安易にそして安価で作られています。そんな物が後生に残る物を作れるわけがありません。目先の話をするとプリンターが着物を席巻しているように見えますが、やはりその機械を扱う「人」がそのクオリティーを上げていくのです。確かにハードは生産速度を上げます。しかしハードだけではクオリティーは上がりません。大事なのはやはりソフトなのです。つまり「人」である。だから私はいつも型染め屋さんや引染やさんに安心してくださいと言います。高いクオリティーの着物を染められていればプリンターに負けるはずはないと。

我々はデジタルにこだわっているわけでは無い。

いい物が作れるのならデジタルである必要は無いと考えて居ます。実際モダンアンテナの商品の中には手描き友禅や引染、型染めをたくさん使っています。つまり、柄によってはデジタル染めをした後、糊ふせをして地色を引染で染めたりします。手間ですがその方がきれいな柄だとわかっていればそうします。プリンター染めはあくまでも手段の一つです。

モダンアンテナの着物。

モダンアンテナの着物の半分はポリエステルです。ポリエステルの生地は東レの「シルジェリー」を使用しています。染めは型染め。時には引染です。始めた頃はプリンターでも染めていましたが、型染めの方がきれいに上がるのと、プリントミスの確率の問題です。着物は長尺になるのでその分ミスが増えます。モダンアンテナのデザインした色数を見ても型染めの方が明らかに早くきれいに作れることから型染めにしています。型染めは「文山染工」さんと「藤田染苑」さんにお願いしています。どちらもよく染めのことを勉強しておられ、いろいろ教えてもらいながらやっております。